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“かぜ”のはなし①

“かぜ”のはなし①

みなさまはじめまして
ありがとうみんなファミリークリニック平塚 院長の小宮山学です

このブログでは、当院の医師やスタッフが、地域のみなさまに対して医療情報やその他ふだん気になること、また身の回りのことなどお伝えしていきたいと思っています。



●風邪って何でしょう?

“風邪”で病院を受診したことはありますか?
病院を受診したことがなくても、1度も風邪にかかったことのない人はいないと思います。

まず最初の話は、みなさまにとって、もっとも身近な病気”風邪”について書いてみようと思います。

あらためて風邪って、どういう病気なのでしょうか?
熱が出て、咳が出て、鼻水が出て、、、そうそう、そうなのですが、もう少し細かく、風邪のしくみをみてみると、実はとってもアイマイで、医学書によっても定義は様々だったり、医者にとっても正確に”風邪”と診断することは実はとても難しい病気だったりします。



●風邪の呼び名もいろいろ

風邪の呼び名は、医学では「普通感冒」「急性上気道炎」「風邪症候群」などと言ったりします。

「感冒」は風邪をちょっと難しめに言いかえた感じ。

「急性上気道炎」、は「急」に「上気道」という場所にバイキンが入って「炎症」がおきた状態という意味です。
「上気道」とは「鼻」と「喉」のこと。
 それに対して「下気道」は、鼻や喉のさらに奥にある「気管」や「肺」などのことです。





その「上気道」にバイキンが入って、さらに体の抵抗力が負けてしまうと、バイキンがどんどん増えていく「感染」という状態になります。
また、そうした体にとって悪い刺激に対して、体の免疫のしくみが反応しておきた状態が「炎症」です。
炎症の結果として、熱が出たり、咳が出たり、鼻水が出たりします。


炎症による症状はつらいですが、体が頑張ってバイキンと戦っている証なのです。

風邪と似たような鼻水が出る病気に「花粉症」がありますが、バイキンでなく花粉などが炎症の原因になって、やっぱり同じように鼻水が出てきます。


●「風邪」は病気の名前ではない!?

では「風邪症候群」の「症候群」とは何でしょう?
英語では「シンドローム」といい、こちらの言葉のほうが馴染みがあるかもしれませんね。
原因は単独だったり複数だったり不明だったりするけれども、いくつかの症状(症候)が、ある共通のパターンで現れるときに、それらをひっくるめて(群として)扱うときに使います。

だから「症候群」は、特定の原因が特定の症状を示す、というような「病名」ではなく、もっと広く”ざくっと”状態をとらえるときに使う言葉なのです。

以上をまとめていえば

「原因はなんだかいろいろあったり、分からなかったりするんだけど、鼻とか喉にバイキンがついて、体の抵抗力がそれに負けちゃって、バイキンが増えて感染をおこして、それに体が反応して炎症がおきて、熱とか鼻水とか咳とか、似たようないろんな症状が出る状態をひっくるめて指すもの」

・・・が「風邪」なのです。
なんと「風邪」は、特定の原因で特定の症状を示す、といった「病名」ではないんですね。



●「胃腸かぜ」なんて言うことも

また更にやっかいなのが、「胃腸かぜ」なんて言い方をすることもあります。
もうすこし正確に言えば「急性胃腸炎」といって、これは「上気道」ではなく、「腸」にいろんなバイキンが入って「感染」して「炎症」をおこして、熱や下痢が出たりゲーゲー吐いたりする、やっぱり症候群です。

「胃腸かぜ」まで「風邪」と言ってしまうとワケが分からなくなるので、医学的には「上気道」の感染までを「風邪」としており、「胃腸かぜ」はあくまで、わかりやすいように患者さんに説明するときだけに用いる言葉です。
・・・でも逆にわかりにくくなってますね。(笑)

続きはまた次回。

2015-10-11 19:43:00

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